1学年 総合的な探究の時間 中間報告
9月10日(火)の1学年「総合的な探究の時間」は中間報告の時間でした。1学期では、統計資料をもとにリサーチクエスチョンを設定し、論文購読をとおして仮説設定を行いました。2学期に入り、仮説を検証するために収集したいデータについて考察したうえで「進捗状況報告シート」を作成しました。
作成した「進捗状況報告シート」は、高大連携協定を結んでいる2大学(新潟青陵大学、新潟医療福祉大学)と、新潟大学創生学部の先生方に送付して、事前にチェックしていただいたうえで中間報告当日にご指導いただきました。「進捗状況報告シート」を事前に見ていただくことは、①リサーチクエスチョンや仮説の焦点化を促す指導をしていただくこと、②先行研究として読むべき論文を紹介していただくこと、③仮説検証のために収集すべきデータの具体化を促す指導をしていただくこと、の3点が目的です。実際の連携の様子は下記のとおりです。
新津高校1学年の「総合的な探究の時間」は、大学等の上級学校に進学してからのレポート作成や研究に活用できる知識・技能や思考力の育成を目指しています。中間報告で大学の先生方からご指導をいただいたことで、今後の生徒たちの探究学習での活動の見通しが具体的になるなど、育成したい資質・能力の伸長につながる活動が実現できたと考えています。
各大学の先生方からは高校1年生としては探究をうまく進められているとのお言葉をいただきましたが、これからの課題としてデータ収集の仕方やアンケート調査やインタビュー調査における倫理的配慮についての指導が必要とのご指摘もありました。
今後は、中間報告でいただいた助言を踏まえてリサーチクエスチョンと仮説の修正を行い、10月から「情報の収集」に移ります。生徒たち自身が必要だと考えるデータが集められるように、先生方ももう一踏ん張りする必要がありそうです。今後も効果的かつ持続可能な高大連携のあり方を模索しながら、本校独自の探究学習の取組を発展させていきます。
ご協力いただいた各大学の先生方、大変ありがとうございました。