特進クラス向け講演会②
5月21(火)の放課後に、一般社団法人新潟県起業支援センター代表理事で、事業創造キャピタル株式会社代表取締役の高橋秀明様に来校いただき、講演会を開催しました。
多くの生徒が将来の進路がはっきり決まっていない状況だと思われますが、そんな状況だからこそ、民間企業への就職や公務員といった一般的な進路にとらわれない「起業」という選択肢についてお話いただき、生徒たちの視野を広げたいと考えて企画しました。
講演の序盤に、高橋様から、新潟県の開業率が2.6%と全国で下位の方であることに加え、廃業率が2.8%と開業率を上回っているということが示されました。つまり、「将来的に、県内の雇用の機会が減少してしまう可能性がある」ということです。これはなんとかしなければなりません!
その後、長岡市内の大学生や高専生の起業の具体例を紹介いただきながら、「起業とは何か?」「なぜ起業するのか?」「起業する際、何が大事なのか?」といったことについて学ぶことができました。また、どんな職業に就いたとしても必要な起業家精神(アントレプレナーシップ)の要素として、創造性、リスクテイク、問題解決能力、実行力があるということを示していただきました。多様な働き方や生き方が存在している今だからこそ、起業家精神はすべての人に求められる資質・能力になるのですね。
生徒たちは、進路が決まっていない(だからこそ大きな可能性を秘めている)今の時期に、同年代の若者が起業という形で社会課題の解決にチャレンジしているという話を聞くことができました。そんな機会は滅多にないことですので、本当にうらやましいな、私も高校生の頃に聞いておきたかったな、と生徒と一緒に拝聴しながら考えていました。
今日の講演を聞いた生徒たちの中に、未来の起業家が現れるでしょうか?少し先の未来が楽しみになった1日でした。