1学年「総合的な探究の時間」講演ーRQ設定についてー
5月30日(木)の「総合的な探究の時間」では、新潟大学創生学部教授の田中一裕先生に来校いただき、探究学習におけるリサーチクエスチョン(RQ)の設定について講演していただきました。
はじめに、田中先生から最近急速な進歩を見せている生成AIについて紹介いただきました。chat GPT4oやMicrosoft copilotといった生成AIを活用すると、これまで学校でしばしば取り組まれてきた「調べ学習」が瞬時にできてしまいます。つまり、単純に探究が調べるだけに活動になってしまっては不十分だということです(がんばれ高校生!)。すでに研究の世界でも生成AIの活用は一般的になっているようですので、高校の探究学習でも活用方法を検討していく必要があるでしょう。
その後、調べ学習と探究の違いや、探究と研究の違いについてお話しいただき、「探究のゴールの設定=仮説の設定」だということを説明いただきました。今年度の1学年は仮説検証型に探究学習に取り組む予定です。今回の講演を踏まえて、1学年の生徒たちは6月から仮説検証型の探究学習にチャレンジしていきます。探究しがいのあるリサーチクエスチョンと仮説が見つけられるといいですね。
新津高校では高大連携に積極的に取り組み、今後も新潟大学創生学部の先生方や学生の方々から定期的に探究に関わっていただく予定です。高大連携のしくみも発展させられるように、試行錯誤していきます。